ネルシャツのメンズコーデと着こなし｜おすすめ10ブランドを紹介

様々なカラーリングやパターンのチェック柄が取り入れられるフランネルシャツ、そんなカジュアルなシーンで大活躍するフランネルシャツを深掘りし、おすすめのコーディネートや着こなし、そして12のおすすめのブランドとその代表的なアイテムをご紹介します。

フランネルシャツの基礎知識

フランネルシャツとは

フランネルシャツとはフランネルという生地を使ったシャツの事を指し、日本では良くネルシャツと呼ばれます。フランネルとは表面が起毛するように織った織物で、おもにウールを原材料としますが、コットンや化繊を使ったものやいくつかの材料を混ぜて織ったものも総称してフランネルと呼びます。

暖かく、柔らかな肌触り

フランネルシャツは自然な繊維を使った毛織物かつ、表面がふわふわしたような加工になっているため、肌触りが柔らかくとても暖かいのが特徴です。その保温性から元々北アメリカでは、農民など気温の低い屋外で作業をする時に身につける衣服と考えられていたという歴史もあり、昔から人々を助けてきたシャツです。

数多くのカラーやチェックのバリエーションを持つ

フランネルシャツはアメカジの代表的なデザインであるチェックが取り入れられることがほとんどです。さらにブロックチェックや格子状のタータンチェックなど、同じチェックでも様々なパターンが用いられ、とてもバリエーション豊富なシャツです。色も代表的なレッドベースのものから、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、パープル、モノトーンなど様々なカラーものもがあります。

フランネルシャツのコーディネート

続いてフランネルシャツを用いたコーディネートをいくつかのパターンに分けてご紹介していきます。

レッド系フランネルシャツで定番着こなし

赤を基調としたカラーリングのフランネルシャツを使ったコーディネートです。

赤はフランネルシャツを代表するカラーで、店頭でも赤チェックのアイテムを目にする機会が多いかと思います。

その中でも特に多いのが、1枚目・2枚目のようなバッファロー・チェックと呼ばれる種類で、主に赤と黒を用いた大柄な格子模様が特徴的です。1枚目のスナップは靴下にも赤を取り入れていて、ハイセンスなトータルコーディネートですね。

ブルー系フランネルシャツで爽やかに

赤に次いで代表的なカラーのブルー系フランネルシャツを使った着こなしです。

1枚目のスナップや2枚目のスナップのようにオフホワイト気味のデザインを選ぶと爽やかな印象になり、3枚目のようにブルーと黒を基調にするとどっしりとした大人のカラーリングになります。また、フランネルチェックシャツはデニムパンツを合わせることが多いですが、1枚目のスナップのように爽やかスタイルのときはベージュのチノパンもよく合いますね。

グリーン系フランネルシャツでアウトドアに

グリーンを取り入れたチェック柄のフランネルシャツを用いたコーディネートです。

グリーンの場合は白に加え、オレンジやブラウンといった複数の色を使い、タータンチェックやトーン・オン・トーンチェック柄に仕上げられたアイテムが多く、複雑な柄が魅力的です。

3枚目のスナップのようにデニムやブーツと合わせてアウトドアスタイルにすると、ハイキングなど郊外へ行く際にピッタリのコーディネートになります。

オレンジ系フランネルシャツで暖かく

オレンジを基調としたカラーリングのフランネルチェックシャツを使ったコーディネートです。

オレンジやブラウンなどの暖色系の色を用いたフランネル生地は一層暖かみをまして、秋冬にピッタリのアイテムになります。デニムと合わせるのももちろんおすすめですが、2枚目のスナップや3枚目のスナップのように、ベージュやホワイトのチノパンを合わせるのも暖色系ならではの組み合わせですね。

サーモンピンクフランネルシャツでかっこ可愛く

続いてサーモンピンクを使ったフランネルチェックシャツのコーディネートです。

可愛らしい印象を与えるカラーなので、青系の色を組み合わせてピンクが浮きすぎないデザインのシャツが多く、1枚目は青のラインを組み合わせたブロックチェックに、2枚目は細い青ラインを組み合わせたチェックのデザインになっています。3枚目は珍しいデザインのシャツで、様々な柄がボーダーで組み合わされています。こちらのコーディネートもインナーに白のTシャツを、ボトムスに明るいブルージーンズを合わせることでうまくバランスを取っています。

パープル系のフランネルシャツを合わせる

パープルを取り入れたフランネルチェックシャツのコーディネートです。パープルや赤・青といった色が組み合わせられて印象の強いビビッドな配色のアイテムが多く、一枚で主役になること間違い無しですね。

1枚目のスナップはボトムスにゆったりとしたデニムパンツを合わせたコーディネート。シャツも両胸にポケットがあるワークウェアスタイルなので、全体的にややストリートテイストなかっこよさが出ています。

Tシャツの上に前開きで羽織る

無地のTシャツの上にフランネルチェックシャツを羽織る着こなしです。

春は秋など少し肌寒い時に上から羽織るシャツとしてフランネルシャツはもってこい。インナーを無地にすることでシャツの柄をさらに引き立てることが出来ます。

1枚目と2枚目のスナップはホワイトTシャツの上にパープル系のチェックシャツを合わせたコーディネートで、パープルとホワイトがよく合っています。3枚目のスナップはインナー・シャツともに暖色系でまとめたスタイルで、秋口にピッタリの着こなしですね。

ニットからチェックをちょい見せする

ここからはアウターやニット・ジャケットとフランネルチェックシャツを合わせるコーディネートをご紹介します。

まずはニットセーターのとチェックシャツを合わせるスタイル。首元や袖からチェック柄を少しだけ覗かせることで、知的ながらも遊び心のある着こなしが出来ます。

1枚目はブラウンのニットセーターと合わせたスタイル。小物にハンチングを取り入れ、全体的にクラシックな印象に仕上がっています。2枚目・3枚目のスナップはニットセーターに加えてニットキャップをかぶり防寒対策はバッチリ。冬場に試してみたいコーディネートです。

ダウンベストのインナーとして

続いてダウンベストのインナーとしてフランネルチェックシャツを合わせる着こなしです。

アウトドアテイストの強いダウンベスト。そんなベスト・ジャケットにこれまたアウトドアなフランネルシャツがとても良く合います。ポイントはベストはなるべくシンプルなデザインのものを選ぶことで、3つのスナップではシンプルなものがチョイスされています。

またそれぞれのスナップでは、ネイビーのベストに赤とグレーのチェック・モスグリーンのベストに赤と黒のチェック・ブラウンのベストにグリーン系のチェック、と相性の良いカラーがコーディネートされています。

レザージャケットを前開きで合わせる

レザージャケットとフランネルチェックシャツを合わせるコーディネートです。

ワイルドな印象を与えるレザージャケットを合わせることで、アメカジハードボイルドな着こなしになります。

2枚目のスナップと3枚目のスナップは上下共にブラックで統一し、チェックシャツをアクセントに持ってくることで重くなりすぎないスタイルになっています。

ブレザーと合わせてチェックをやや見せ

ブレザーのインナーにフランネルチェックシャツを合わせるコーディネートです。

フランネルは毛織物で素材感が強いため、ブレザーもツイードなど粗く厚い生地が合います。インナーとしてちょい見せするのはニットと合わせるスタイルと同様に、クラシックな装いにワンポイントアクセントが効いたような着こなしになります。1枚目のスナップなど、ややネイビーがかったブレザーにブルーとピンクが組み合わされたチェックを合わせることで色あいもバッチリ。上級者におすすめなワンランク上のコーディネートです。

ニットジャケットと合わせる

ニットジャケットとフランネルチェックシャツを合わせるコーディネートです。

暖かみのあるニットと素材感の強いフランネルチェックシャツは相性バツグン。カジュアルで自然体な雰囲気の着こなしになります。特に3枚目のスナップはおすすめで、ニット帽も合わせ暖かみのある雰囲気を増しつつ、シューズはジャケットと同系統のブラウンを・ソックスはシャツと合わせて赤の入ったアイテムを、それぞれチョイス。完璧なトータルコーディネートになっています。

フランネルチェックシャツを腰巻きで

フランネルチェックシャツを腰に巻くスタイルのコーディネートです。

シンプルな着こなしにアクセントを加えたい時はもちろん、フランネルチェックシャツはTシャツの上に羽織ってもかっこよくまとまるので、夜など肌寒い季節は腰にまいて出かけるのも良さそうです。

スナップは3枚ともシンプルなコーディネートにシャツを腰巻きで合わせていて、1枚目はレザージャケットに合う暖色系を、2枚目はネイビーTシャツに合うブルー系のシャツを、3枚目はTシャツがブラックなので同じく黒と赤が組み合わさるバッファローチェックをそれぞれチョイスしています。

おすすめのブランド10選とアイテム

最後に高品質かつ正統派スタイルのフランネルシャツを製造しているブランドをご紹介します。どのブランドも比較的長い伝統を持っているため、着ていてつい自慢したくなるようなアイテムを見つけられます。

Abercrombie & Fitch(アバクロンビー & フィッチ)

1982年にニューヨーク州でスポーツショップとして設立されたブランドで、当時はキャンプやハンティング時に着用するような製品をメインとしていました。その後1988年にリミテッド社によって買収されてからはブランドイメージを一新。20代前半をターゲットとした、アメリカンカジュアルを代表するブランドに進化を遂げました。

AVIREX(アヴィレックス)

1937年、U.S.ARMY AIRFORCEというフライトジャケットミリタリーブランドの製造業者として設立されました。軍部が求める様々な仕様をクリアし、数多くの製品を納品。その後一般市場に進出していきます。フライトジャケットで培った機能性や耐久性に加えてカジュアルさが強化された、アメカジを代表するブランドです。

Finamore(フィナモレ)

1925年、イタリア・ナポリで創業したシャツメーカーです。もともとハンドメイド専門のメーカーとして事業を行っており、イタリアドレスシャツメーカーとして確固たる地位を築いています。

FIVE BROTHER(ファイブブラザー)

1890年設立のワークウェア・アウトドアウェアブランドです。労働者層の間で人気の高かったブランドですが、近年はスリムなシルエットでファッション性が高いデザインが多く、アメカジファッションとして欠かせないブランドです。

Pherrow’s(フェローズ)

1991年に設立された、国内アメリカンカジュアルブランドです。主力製品はジーンズ・ワークウェア・ミリタリーウェアなどで、ヴィンテージ感に重きをおいた本格的なアメカジブランドです。

POLO RALPH LAUREN(ポロラルフローレン)

ラルフローレンシリーズの中で、最も知名度があり普及しているブランドラインで、ブランドロゴにポニーのマークが入っているのが特徴的。言わずと知れたアメリカントラディショナルを代表するブランドです。

Schott(ショット)

193年ニューヨークにてレインコート屋として設立されたブランド。第二次世界大戦時の軍用ピーコートやジャケットの製造やアメリカ市警の制服の製造など、耐久性などが厳しく求められる市場で実績を残してきました。また、世界で初めてジッパーの付いたライダースジャケットを製造したことでも有名なブランドです。

SCOTCH&SODA(スコッチ&ソーダ)

1985年オランダ・アムステルダム設立のカジュアルブランドです。アメリカントラディッショナル・ロック・サーフなど様々なテイストを取り入れながら、高品質かつお手頃な商品展開をしている、注目のブランドです。

SUGAR CANE & Co.(シュガーケーン)

1975年に日本で設立されたブランドで、アメリカの伝統的なカジュアルスタイルを受け継ぎ、デニム・ジージャンなどを主力製品としています。特徴的なアイテムに、サトウキビを利用して作られたデニムパンツなどがあり、日本独特のテイストをミックスするような新しさも兼ね備えたブランドです。

SWEEP!!(スウィープ!!）

2002年ロサンゼルスにて創業されたブランドです。心地よさをコンセプトにしていて、シンプルなデザインと着やすさは飽きが来ず、いつまでも着続けられるクオリティです。

 

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