クレリックシャツメンズコーデ｜7種類のおすすめ着こなし方法

襟とカフスが白地で、それ以外は色や柄があるクレリックシャツ。ドレッシーで知的な印象を与えるため、ビジネスの場や華やかなパーティなど広い用途で使われるアイテムです。

今回はそんなクレリックシャツの基本や着こなし方法、おすすめのアイテムなどをご紹介します。

クレリックシャツとは

クレリックシャツとは、色付きで無地の身頃、もしくはストライプ・チェックなどの柄の付いた身頃で、襟とカフスの部分だけ白無地の生地になっているデザインのシャツの総称です。

このデザインは1920年代のロンドンではやっていたこともあり、ブリティッシュトラディショナルな華やかさを持つドレッシーなシャツというイメージが強いアイテム。普段のスーツにアクセントを加えて気分を変えたいときや、ネクタイが無くてもメリハリが出るためクールビズシーズン期間中などにとても役に立ちます。

ちなみにこのクレリックシャツという呼び名は日本では一般的ですが、海外ではシンプルにホワイトカラーシャツ(襟が白いシャツの意味)と呼ばれています。

それでは、このクレリックシャツを実際どう着こなせばいいか、そのポイントやコーディネートスナップ、そしておすすめのアイテムをクレリックシャツのタイプ別にご紹介していきます。
 

ブルーのクレリックシャツ

着こなしポイント

まずはクレリックシャツの定番、襟とカフスが白地で、身頃が水色のタイプの着こなしです。 ブルー地のクレリックシャツはやはりネイビーのスーツと相性が抜群で、真面目で落ち着いたスーツスタイルにほんの少し華やかさを加えてくれるような雰囲気になります。 合わせるネクタイのおすすめもやはりネイビーで、シャツに柄がなければストライプやドットなど柄があるネクタイもおすすめ。また、明るい印象を加えたいような時はイエローのネクタイなんかもとても良く合います。

 

コーディネート

どのコーディネートもネイビーのスーツに合わせた王道スタイル。カチッとしたスタイルながらも首元で遊びを出したようなオシャレな着こなしになっています。

特に2つめのコーディネートは、スーツもネクタイもネイビーのアイテムで、全体的にブルーで統一感が出ています。スーツが無地なので、シャツのストライプとネクタイのドットがガチャガチャしすぎず、うまくミックスされています。 

おすすめアイテム

 

ピンクのクレリックシャツ

着こなしポイント

続いてピンク地のシャツがクレリックデザインになっているタイプです。 ブルーのシャツほどは見かける機会が多くありませんが、こちらも代表的なデザイン。他とは違ったスタイルを楽しみたい方におすすめです。 ピンクのシャツに合うのはやっぱりライトグレーやベージュなど、彩度が薄めの白っぽい色が似合います。明るいグレーのスーツをお持ちの方はノー残業デーの水曜や華金など、会社帰りに外に出かけることが多い日用に一枚持っていてもいいかもしれません。

 

コーディネート

1つめと3つめのコーディネートはグレーのスーツのインナーとして着ている、合わせやすいパターンです。3つめのコーディネートでは、赤白のチェック柄のネクタイを合わせ、胸ポケットには襟と同じ白いチーフをあしらっていて、とてもドレッシーな雰囲気ですね。

2つめのコーディネートはネイビーのスーツとネクタイに合わせたスタイル。紺を用いることで落ち着いた印象になり、ピンクシャツがアクセントとして映えています。 

おすすめアイテム

 

チェックのクレリックシャツ

着こなしポイント

続いてクレリックシャツの身頃がチェック柄になっているパターンです。 このスタイルはベースにチェック柄が入ることによってグッとカジュアルな雰囲気になります。カジュアルな雰囲気の結婚式の二次会など華やかなパーティにバッチリです。ビジネスとして着る時に目立ちすぎるのが心配な場合は、スリーピースのスーツでベスト着用にしたりセーターを着るなどして、チェックは首元に少しだけ見える程度に取り入れると良いでしょう。

 

コーディネート

1つめのコーディネートはスリーピースのスーツでネクタイと同系色のブルーで統一したスタイル。チェックは首元にさりげなく見えていて、フォーマルな中にワンポイントカジュアルさが沿えられています。
2つめはネイビーのジャケットにチェックのクレリックシャツを合わせています。シャツと同じ水色揃えたネクタイは無地なのでシャツにマッチしていますが、ニット生地を用いることで個性的な着こなしになっています。 

おすすめアイテム

 

ストライプのクレリックシャツ

着こなしポイント

続いてストライプ柄のクレリックシャツの着こなしポイントです。 チェック柄程派手さの無いストライプ。クレリックシャツに少しだけカジュアルさを出したい、という時におすすめです。 シャツのストライプは通常縦。視覚的に痩身効果があるためシャープな印象を与えてくれます。

 

コーディネート

1つめのコーディネートはライトグレーのスリーピースにブルーストライプのクレリックシャツとピンクのストライプネクタイを合わせたスタイル。全体的に淡い色合いで統一し、シャツとネクタイは両方ストライプにすることで絶妙な相乗効果を生み出しています。

3枚目のコーディネートは珍しい横ストライプのデザイン。かなりカジュアルでユニークな着こなしです。よく見るとネクタイにもシャツと同じく横ストライプが入っていて、緻密に計算されたコーディネートなのが伺えます。 

おすすめアイテム

 

ラウンドカラーのクレリックシャツ

着こなしポイント

続いて襟先が丸いラウンドカラーになっているタイプのクレリックシャツです。 ラウンドカラーはクラシカルさやエレガントさを引き立てる、とてもドレッシーなタイプの襟元。そのため同じくドレッシーな雰囲気を持つクレリックシャツに用いられることも多いスタイルです。そのため、パーティにはもってこいですがかちっとしたビジネスの場にはやや不向きなこともあります。

 

コーディネート

どのコーディネートもクレリックシャツとラウンドカラーのエレガントな雰囲気を活かしたドレッシーな着こなしですね。それぞれドット柄のネクタイやペイズリー柄のネクタイ、花形のラペルピンなどのアクセントを効かせています。

少しだけ可愛らしい印象のラウンドカラーは首元や胸元に視線をグッと集めるので、これらのアクセントをより一層目立たせる効果もあります。 

おすすめアイテム

 

ピンホールカラーのクレリックシャツ

着こなしポイント

続いて左右の襟をピンで止めるタイプのピンホールカラーを用いたクレリックシャツです。 ピンホールカラーもかなりドレッシーな印象を与えるシャツ。さらに首元がシュッとするので、知的な雰囲気も醸し出してくれます。結婚式二次会などの華やかな場はもちろん、ピンホールカラー自体はビジネスの場でも着れるスタイルなので、スーツやネクタイの印象をフォーマルに仕上げればビジネス用としても利用できます。

 

コーディネート

1つめと2つめはドレッシーよりのコーディネート。ネクタイのノット(結び目)の部分はキュッとスリムにしつつ、そこからフワっとネクタイが広がるようなエレガンスさを表現しています。

3枚目はストライプのネイビースーツにピンホールカラーのクレリックシャツを合わせた着こなし。全体的に落ち着いた洗練された雰囲気で、これくらいならビジネスの場でも着ていけそうです。
 

カジュアルなクレリックシャツ

着こなしポイント

最後にカジュアルにクレリックシャツを着こなすスタイルをご紹介します。 クレリックシャツは、半袖タイプのものやネクタイをしないラフなスタイルでも活躍します。カジュアルな服装にドレッシーで知的な雰囲気を加えたいときにピッタリの着こなしですね。

 

コーディネート

1つめと2つめのコーディネートは袖の短いタイプで、カジュアルで中性的な着こなしになっています。

3つめのコーディネートはバンドカラーのクレリックシャツを用いています。そのためすこしゆるめのカジュアルな雰囲気になっていますが、ジャケットを合わせることでカジュアルになりすぎないようバランスが取られています。
 

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