【ワークシャツ】定番ブランド12選とメンズコーデ9選

両胸にポケットのついた、少しルーズなサイズ感が特徴的なワークシャツ。そんなカジュアルシャツなシーンで大活躍するワークシャツを深掘りし、おすすめのコーディネートや着こなし、そして12個のおすすめのブランドとその代表的なアイテムをご紹介します。

ワークシャツの基礎知識

ワークシャツとは

ワークシャツとはその名の通り、元々は鉱夫・農夫などが作業中に着用することを目的として作られたシャツです。そのためベースの作りがとても頑丈で、長く愛用することが出来るのはもちろん、細部に作業のためにあしらわれた工夫が散りばめられていて、無骨な印象を与えてくれます。

ワークシャツの歴史

起源は1850年代のゴールドラッシュの時代に遡り、LEVI’S(リーバイス)によって、鉱山での作業着として丈夫な服が作られたのが始まりです。 その後も農作業や木工作業、ペイント作業などの需要拡大に伴い様々なブランドが設立され、労働者層から高い支持を受けます。そして20世紀になると大戦により軍部での需要が拡大し、それまでの作業着よりも高いスペックが求められるようになります。この時代に軍によって採用されたブランドはさらに技術力・知名度を上げ、ブランドの地位をより強固なものにしていきました。 近年になるとそれまでの機能性に加えファッション性が取り入れられていき、チェック柄に代表されるようなアメカジブランドや、ややオーバーサイズなストリートファッションに進化していきます。

ワークシャツの素材や特徴

ワークシャツは作業用のシャツなので、デニムやタンガリー、シャンブレーなど強度に優れた生地がメインです。カジュアルなラインだとフランネルシャツも多く、そういった生地の場合は厚手で丈夫な素材が用いられる傾向にあります。さらにその丈夫な生地は撥水・防塵効果があり、汚れも落としやすく、穴も開きづらい、型崩れもしにくいとデイリーユースに最適な性能を持っています。 特徴は細部に施された、作業を効率化するための仕組みです。色々な道具などを収納するための両胸のフラップポケットに始まり、着脱が楽になるためのジップ・留め外しの簡単なスナップボタンなど、アイテムによって様々な工夫が凝らされています。

ワークシャツのコーディネート

続いてワークシャツを用いたコーディネートをいくつかのパターンに分けてご紹介していきます。

ヒッコリーストライプでクラシックワークスタイル

古くからワークシャツに用いられてきたデニム生地の一種ヒッコリー。正式名称はヒッコリー・ストライプド・デニムと言い、1927年にH.D.Lee社によって開発されました。一つ目のコーディネートなどはポケットの多いヒッコリーストライプシャツに同じくデニムを合わせた、まさにクラシックワークスタイルという出で立ちです。

シャンプレー/デニムでワントーンに

ワークシャツを代表する生地であるデニムやシャンプレーをジーンズと合わせることで、デニムオンデニム風のワントーンコーデになります。フラップポケットやアームホールの補強などワークシャツの特徴が散りばめられることで、一層渋くて無骨な雰囲気が醸し出されます。

フランネルワークシャツでカジュアルに

チェック柄が定番のフランネルワークシャツは、ワークシャツながらかなりカジュアルな印象を与えてくれるアイテムです。フランネルの場合も頑丈な作りで製造されることが多く、肉厚の生地は長く愛用できる上に、繰り返し着るほど味のある風合いに変化していきます。

おすすめのブランド12選とアイテム

最後に高品質かつ正統派スタイルのワークシャツを製造しているブランドをご紹介します。どのブランドも比較的長い伝統を持っているため、着ていてつい自慢したくなるようなアイテムを見つけられます。

Dickies(ディッキーズ)

1922年アメリカテキサス州で生まれたワークカジュアルブランド。ベージュが代表的な874モデルのワークパンツは世界100カ国以上で販売されていて、Dickies(ディッキーズ)といえばこのアイテムを思い浮かべる方も多いと思います。もともと大戦中の軍の制服や、牧場や鉱山、石油労働現場で使う作業着として作られていた、働く人々に寄り添ってきたようなブランドです。

LEVI’S(リーバイス)

1853年サンフランシスコにてリーバイ・ストラウスによって設立された長い歴史を持つブランドです。ゴールドラッシュ真っ只中のアメリカ西部で、鉱山での作業用に耐久性のある作業着が求められており、そのニーズに答えるために作られたズボンが今のジーンズの元になりました。

SUGAR CANE & Co.(シュガーケーン)

1975年に日本で設立されたブランドで、アメリカの伝統的なカジュアルスタイルを受け継ぎ、デニム・ジージャンなどを主力製品としています。特徴的なアイテムに、サトウキビを利用して作られたデニムパンツなどがあり、日本独特のテイストをミックスするような新しさも兼ね備えたブランドです。

BEN DAVIS(ベンデイビス)

1935年カリフォルニア州サンフランシスコで設立されたワークブランド。当時既に老舗だったLEVI’Sで働いていたサイモン・デービスが立ち上げた、アメリカワークウェアの本流の流れを汲むブランドです。

RED KAP(レッドキャップ

1923年にテネシー州ナッシュビルで設立されたワークウェアブランドです。第二次世界大戦中の戦闘服などで実績を上げ、今ではなんとGM、フォード、メルセデスベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、ホンダ等そうそうたる企業で愛用されています。ファッション用途もそうですが、無骨な作業着を探している方に特におすすめです。

ralph lauren RRL(ラルフローレンダブルアールエル)

1993年にラルフ・ローレンによってスタートされたヴィンテージスタイルのブランドです。しかし、オーバーサイズかつ低価格品だったために意図せずストリートファッションに取り入れられたため、1998年には生産が中止されてしまいました。その後、ファンからの要望が強く復活。現在ではサイズ感は小さくなり価格帯も比較的高くなっています。

J.CREW(ジェイクルー)

1983年にニューヨークで設立されたアパレルブランドで、92年にレナウンにより日本進出後残念ながら撤退してしまったブランドです。しかしオバマ大統領が家族ぐるみで愛用していたこともありアメリカでは人気が再上昇！日本での販売再開もささやかれています。元々アメカジブランドだったこともありワーク系アイテムも豊富。ファッショナブルなワークシャツを見つけることが出来ます。

SAMURAI JEANS(サムライジーンズ)

1998年に大阪で設立された国産デニムブランド。ブランド名にもあるジーンズが主力製品ですが、その他のカテゴリも充実した商品展開をしています。

EDWIN(エドウィン)

1950年代にアメリカ産ジーンズのインポートビジネスを行っていた常見米八商店が1960年代に日本初のジーンズを製造。これが後のEDWINブランドになります。EDWINは時代とともに、DENIM開発、WASH加工開発、フィット開発、縫製技術開発等を行い、常に新しいジーンズを創りつづけています。

BIG BILL(ビッグ・ビル)

1946年カナダ・ケベック州にて設立されたカナディアンワークウェアブランドです。北米ではもちろん労働者層から支持されていますし、日本でもネルシャツ・シャンブレーシャツ・オーバーオール・ローライズパンツなど、人気の高い商品を取り揃えています。

CAMCO(カムコ)

アメリカ・アーカンソー州で設立されたブランドです。1950年代、J・C PENNYなどの大手デパートへのワークウェア生産を皮切りに米軍へのミリタリーウェアの供給へと事業が発展し、軍が求める厳格なスペックをクリアできる技術力を持つブランドとして認知されています。

FIVE BROTHER(ファイブブラザー)

1890年設立のワークウェア・アウトドアウェアブランドです。労働者層の間で人気の高かったブランドですが、近年はスリムなシルエットでファッション性が高いデザインが多く、アメカジファッションとして欠かせないブランドです。

 

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