【オックスフォードシャツ】着こなしコーデ、おすすめ15ブランド紹介

オックスフォードクロスという生地を用いたオックスフォードシャツ。カジュアルなシャツとして作られるアイテムが多いオックスフォードシャツは年中着回せる万能シャツです。そんなカジュアルなシーンで大活躍するオックスフォードシャツを深掘りし、おすすめのコーディネートや着こなし、そして15のおすすめのブランドとその代表的なアイテムをご紹介します。

オックスフォードシャツの基礎知識

オックスフォードシャツとは

オックスフォードシャツとは、オックスフォードクロスという生地を使って作られたシャツのことを指します。ブルックスブラザーズによって1900年ごろに発明されたボタンダウンシャツの代表的な素材として知られていて、タテ糸・ヨコ糸ともに2本ずつそろえて織るため厚めで肌触りがよく、糸が交わる部分に隙間が出来るため通気性がよいという特徴があります。そのため以前はスポーツウェアとしても利用されることが多く、そういった背景からややカジュアルなイメージが強いシャツです。

着用はカジュアル・ビジネス両方に対応

このようにオックスフォードシャツはカジュアルな印象を与えやすいため、週末などプライベートのカジュアルなシーンにもってこいのシャツです。しかし、通常のオックスフォードよりも細い糸を使って織ったピンポイントオックスフォードやさらに細い糸を用いたロイヤルオックスフォードなどは、より柔らかな肌触りや光沢があるため、ビジネスシーンでも着ることができます。

しわになりにくい素材

オックスフォードシャツはしわになりにくいという特徴もあります。通常のシャツ同様、洗濯ネットを利用し洗濯後はすぐに洗濯機から取り出し、ある程度全体を伸ばして干すことでかなりしわを抑えることが出来ます。もちろん完璧に抑えることは難しいですが、肉厚の生地なのでややしわがあっても、むしろナチュラルな雰囲気が出てます。

オックスフォードシャツのコーディネート

続いてオックスフォードシャツを用いたコーディネートをいくつかのパターンに分けてご紹介していきます。

ホワイトオックスフォードシャツで定番着こなし

トップスはホワイトのオックスフォードシャツ1枚のみのコーディネートです。シンプル中のシンプル、比較的どんな色・材質のボトムスとでも合わせられる定番のスタイルです。

1枚目のスナップのようにデニムパンツはもちろん、2枚目・3枚目のようなベージュのチノパン、グレーやブラックのスラックスでも。さらにシャツが長袖でもロングパンツ・ショートパンツと丈も気にせず様々なパンツを合わせることが出来ます。

シャツイン(タックイン)して着る場合はオックスフォードシャツの生地の硬さや厚さによってはややボテッとしてしまうので、そんな場合はなるべく番手の高い、細い糸を使った柔らかく薄めの生地のアイテムのチョイスをおすすめします。

ブルー系オックスフォードシャツで爽やかに

ブルー系のオックスフォードを使った着こなしです。シャツの中では白シャツに次いで身につける機会の多い青、こちらもどんなアイテムでも相性の良い万能なシャツです。

1枚目のスナップはややフォーマルなコーディネート。オックスフォードシャツ自体はカジュアルなテイストを持つアイテムなので、ネクタイは堅すぎずニット生地のものでバランスを取っています。2枚目・3枚目は同系統のブルーで統一したスタイルです。ブルーやブラウンは同系統の合わせ着やワントーンコーデが可能な数少ないカラー。特に定番なのは2枚目のようにシャツはライトブルー、ボトムスはネイビーのアイテムを合わせる着こなしです。

ピンク系オックスフォードシャツで鮮やかに

続いてピンク系のオックスフォードシャツを用いた着こなしです。

ピンクは着こなすのが難しい反面、うまく合わせられるととたんにオシャレになれるカラー。ライトピンクの場合はトーンを落としたボトムスを、もしくは相性の良いベージュやグレーを合わせるのがおすすめです。

1枚目のスナップはピンクシャツにデニムパンツを合わせたコーディネート。ベルトとブレスレットにブラウンを持ってくることで統一感を出しています。3枚目は少し濃いピンクにベージュのスラックスを合わせたスタイル。腕をまくり、あえてベルトを付けずにフロント部分のみタックインしているのがラフな雰囲気を作り上げています。

グレー系オックスフォードシャツで大人コーデ

グレー系オックスフォードシャツのコーディネートです。

グレーも基本的に明るめのライトグレー生地のものが多くのっぺりとした印象になりやすいため、コントラストを効かせた暗めのボトムスを合わせるのがおすすめです。

やはり無難なのは1枚目のようにブラックのパンツを合わせたり2枚目のようにデニムパンツを合わせる着こなし。落ち着いた大人な印象のコーディネートになります。

グリーン系オックスフォードシャツで珍しコーデ

グリーン系オックスフォードシャツを用いたコーデ。あまり見かけない分、レア感を出せるシャツ。明るめの色になるとヨーロピアンな雰囲気になります。

1枚目はギンガムチェック柄のグリーンオックスフォードシャツとデニムパンツを合わせた着こなし。チェック柄とウォッシュ加工の効いたデニムが相まってアメカジ系の印象になっています。3枚目はややモスグリーンの生地かつシャツの身頃に絞りが無いため、ストリートファッション風のスタイルになっています。

チェック柄のオックスフォードシャツでカジュアルに

続いてチェック柄があしらわれているオックスフォードシャツの着こなしです。カジュアル柄の代名詞とも言えるチェック柄。オックスフォードシャツに取り入れられることでより一層カジュアルなスタイルになります。

1枚目のスナップはグリーンと黒基調のシックなタータンチェック柄のシャツにブラックデニムを合わせた着こなし。全体的にトーンを落とした暗めのコーデですが、シャツのホワイトのボタンが良いアクセントになっています。3枚目はブルーとピンクが交差するウィンドウペン柄チェック
のオックスフォードシャツ、及びベージュのチノパンを合わせたコーデ。相性の良いピンクとベージュにライトブルーが綺麗に映える着こなしですね。

半袖のオックスフォードシャツで涼しげに

オックスフォードシャツは半袖タイプのアイテムも多く見かけます。半袖も袖口が長く広いもの、短く狭いものとあり、スリムに来たい場合は袖が短めのものがおすすめです。

1枚目・2枚目のスナップはそれぞれ定番のホワイトとブルーの半袖シャツを着用。このように半袖をさらにまくって短く見せるとよりカジュアルな雰囲気になります。3枚目のスナップはポルカドット(ドットの大きさが中位のドット柄)をあしらったアイテムで、こちらも袖が折り返しになっている短いタイプで、とてもスリムな印象になっています。

ニットジャケットと合わせる

ここからはニットやジャケットなどシャツ以外のアイテムも駆使したコーディネートをご紹介します。

まずはニットジャケットとオックスフォードシャツを合わせた着こなし。柔らかなニット素材がカジュアルなオックスフォードシャツとピッタリです。

やはりおすすめはブラウン系と相性の良いブルーのシャツ。1枚目や2枚目のスナップのように合わせることで秋口でもオックスフォードシャツを着回しつつおしゃれが楽しめます。

ブレザーを羽織って格好良く

続いてブレザーとオックスフォードシャツを合わせた着こなし。ブレザーのシルエットを加えることでややフォーマルな場でも恥ずかしくないかっこよさが引き出されます。

1枚目と2枚目のスナップはグレーのジャケットを合わせ、ボトムスにはネイビーのパンツを、革靴はブラウンをチョイス。それぞれツイードジャケットやデニムパンツなど、カジュアル目の生地を使ったアイテムを合わせることで統一感を出しています。3枚目は上半身はブルー系、下半身はピンクのパンツを合わせた着こなし。ベルトやシューズにブラウンを散りばめることで、トップスとボトムスの潤滑油のような効果が生まれています。

ネクタイを合わせてフォーマルに

最後にネクタイを合わせてややフォーマルにオックスフォードシャツを着こなすスタイルです。

ここでもやはりポイントは、ネクタイといえどフォーマルすぎないもの、柄や生地がカジュアルなデザインのものを合わせることです。
1枚目はギンガムチェックのシャツなので無地ではなくあえて柄ものを、それもチェックと対象的なドット柄のネクタイを合わせることでカジュアルな雰囲気を出しています。2枚目・3枚目のスナップもかなり特徴的なネクタイを合わせています。オックスフォードシャツは2枚目のような、ややシワ感が出るような特徴があります。なのでややごわついたニット生地などのネクタイが相性が良いアイテムです。

おすすめのブランド15選とアイテム

最後に高品質かつ正統派スタイルのオックスフォードシャツを製造しているブランドをご紹介します。どのブランドも比較的長い伝統を持っているため、着ていてつい自慢したくなるようなアイテムを見つけられます。

Abercrombie & Fitch(アバクロンビー & フィッチ)

1982年にニューヨーク州でスポーツショップとして設立されたブランドで、当時はキャンプやハンティング時に着用するような製品をメインとしていました。その後1988年にリミテッド社によって買収されてからはブランドイメージを一新。20代前半をターゲットとした、アメリカンカジュアルを代表するブランドに進化を遂げました。

AMERICAN EAGLE(アメリカンイーグル)

アメリカンカジュアルを代表するブランド。世界に1000店舗以上展開しており、ベーシックなスタイルが多くの国で受け入れられています。

このブランドはアバクロなど他のアメカジブランド同様、フィンテージウォッシュ加工が特徴的です。

AZABU THE CUSTOM SHIRT(アザブ ザ カスタム シャツ)

オーダースーツ・オーダーシャツでおなじみの麻布テーラーを運営するメルボメンズウェアー株式会社による、既成シャツを専門に扱うブランドラインです。『仕立て屋が考える本格的ドレスシャツ』をコンセプトに、フィッティングを追求しながらスーツとのマッチングを考えたドレスシャツコレクション。元々働く男性用のビジネスウェアを長年扱うだけあり、細部までこだわった高いクオリティのアイテムを見つけることが出来ます。

BEAMS(ビームス)

1976年原宿にて創業された、日本を代表するセレクトショップの一つです。主に20代前半~30歳くらいのファンが多く、至る所に店舗があるのでご存知無い方はほとんどいないのではないでしょうか。メンズ・レディース・子供用問わず様々なラインがあり、全部で約40種類のレーベルを有しています。

BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ)

ビームス・シップスと並び日本で最も有名なセレクトショップであるユナイテッドアローズの主力ブランドの一つ。アローズの中でも若年層からをターゲットにしたカジュアルラインで、タイトなシルエットが特徴的です。

Eddie Bauer(エディー・バウアー)

1920年アメリカワシントン州設立の、カジュアル・アウトドアブランドです。アメリカで初めてダウンジャッケットを開発したことでも有名で、今でもダウンジャケットはEddie Bauer(エディー・バウアー)の主力商品の一つです。

EDWIN(エドウィン)

1950年代にアメリカ産ジーンズのインポートビジネスを行っていた常見米八商店が1960年代に日本初のジーンズを製造。これが後のEDWINブランドになります。EDWINは時代とともに、DENIM開発、WASH加工開発、フィット開発、縫製技術開発等を行い、常に新しいジーンズを創りつづけています。

Finamore(フィナモレ)

1925年、イタリア・ナポリで創業したシャツメーカーです。もともとハンドメイド専門のメーカーとして事業を行っており、イタリアドレスシャツメーカーとして確固たる地位を築いています。

FRANKLIN&MARSHALL(フランクリン&マーシャル)

1999年にイタリア・ベローナで創業したファッションブランドです。ブランド名がアメリカのフランクリン&マーシャル大学にも由来しているように、ブランドコンセプトは『アメリカンカレッジ&スポーツ』。古き良きアメリカンカレッジのテイストを取り入れたハイセンスなブランドです。

FRED PERRY(フレッドペリー)

1952年、イギリス・ロンドンで元プロテニスプレーヤーでもあったフレッドペリーによってスポーツウェアブランドとして設立されました。70年代に上陸してからは日本国内でも爆発的に人気が出て、トレードマークである月桂樹のワンポイントは街を歩くとよく見かけることが出来ます。

INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズ.

1961年にニュージャージー州でカスタムメイドシャツ専門メーカーとして設立されたブランドです。現在ではアメリカのカスタムオーダーシャツ市場でトップクラスの規模を誇り、歴代の大統領やハリウッドセレブ、スポーツ選手などから愛用されています。

J.CREW(ジェイクルー)

1983年にニューヨークで設立されたアパレルブランドで、92年にレナウンにより日本進出後残念ながら撤退してしまったブランドです。しかしオバマ大統領が家族ぐるみで愛用していたこともありアメリカでは人気が再上昇！日本での販売再開もささやかれています。元々アメカジブランドだったこともありワーク系アイテムも豊富。ファッショナブルなワークシャツを見つけることが出来ます。

LACOSTE(ラコステ)

1933年、フランス・パリで設立されたカジュアル・スポーツウェアを扱うブランドです。ワニのマークでおなじみのラコステの創業者ルネ・ラコステは元テニスプレイヤー。その経緯もあってか、スポーティなラインが得意です。ラコステといえばポロシャツが真っ先に思いつきますが、その他カジュアルシャツなども豊富に扱っています。

POLO RALPH LAUREN(ポロラルフローレン)

ラルフローレンシリーズの中で、最も知名度があり普及しているブランドラインで、ブランドロゴにポニーのマークが入っているのが特徴的。言わずと知れたアメリカントラディショナルを代表するブランドです。

SCOTCH&SODA(スコッチ&ソーダ)

1985年オランダ・アムステルダム設立のカジュアルブランドです。アメリカントラディッショナル・ロック・サーフなど様々なテイストを取り入れながら、高品質かつお手頃な商品展開をしている、注目のブランドです。

 

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